コンパウンド
仕上げ磨きやクリヤー層の傷のケアに使われる研磨剤
車を磨く際にバフにつけて使用する研磨剤のことです。コンパウンドにはリキッドタイプとペーストタイプの2種類があります。リキッドタイプは乾燥しやすいため、気温が高い日は短時間で作業を終わらせる必要があります。ペーストタイプは流れ落ちないためサイド部分の研磨に適していますが、伸びが悪いので広範囲の場合はやや不便です。また粒子の粗さに応じて細目、極細目、超微粒子目に分かれており、適したバフを選んで組み合わせて使います。コンパウンドを使用して傷のケアができるのは、ダメージがクリヤー層にとどまっている場合のみ。最初は、極細目のバフに極細目のコンパウンドを使用して試してみます。この組み合わせで傷がまだ目立つようだったら、細目のコンパウンドと細目のバフといったように変えていきます。仕上げ磨きは超微粒子目のコンパウンドと超微粒子目のバフで行います。コンパウンドの粒子による傷のことを「バフ目」といい、これが出ないように研磨するのがポイントです。