マスキング

塗装前に塗装面以外をすべて覆い隠す作業

塗装の工程の前に必ず行うのがマスキング作業で「養生」と呼ばれることもあります。塗装したい部分だけを露出し、他の部分には塗料がつかないように資材を使って覆っていく工程を指します。塗料は細かい霧となって漂い、離れたところにも付着してしまうため、塗装する部分以外は原則、すべて覆ってしまいます。やり方はお店によってさまざまですが、よく使用されるのはマスキングテープ、マスキングフィルム、マスカーなどの資材です。マスキングテープは接着力が弱いテープで、剥がしても塗料が剥げたりテープ跡が残ったりしません。境目やドアハンドル、鍵穴など細かい部分をマスキングするのに使用します。マスキングフィルムは、広範囲をマスキングするのに便利な半透明のフィルムです。幅が６ｍほどのサイズのものもあり、一度に広範囲を覆うことができます。マスカーはマスキングフィルムの縁にマスキングテープがあらかじめついているため、手軽に広範囲をマスキングできます。