エーミング
搭載されている先進技術を修理後も確実に動作させるための作業
昨今は、「衝突被害軽減ブレーキ」「ふらつき注意喚起装置」「車線維持支援制御装置」など、ドライバーの安全運転を支援する先進技術が搭載された車が増えてきました。これらの車に対して、先進技術に関連する箇所の修理や交換を行った場合は、作業後も正確に動作するように校正していく作業が必要になります。この工程がエーミングです。たとえば、レーダーセンサーや音波センサーがついたバンバーの修理を行った場合や、前方を見るカメラがついている車のフロントガラスの交換、フレームの修正を伴うような車体修正や板金塗装を行った場合が該当します。エーミングにはメーカー指定のレーダーのターゲットとなるリフレクター、外部診断機(スキャンツール)、水準器、角度計といったツールのほか、水平な路面で反射物や光沢物がない、各メーカー指定の広さが確保できるスペースが必要です。また、校正作業の前にはボディーアライメント・ホイールアライメントの正確な測定と調整、タイヤ空気圧の調整も求められます。